ここでは日本でももはや欠かせない存在となったクレジットカードについて紹介します。
現金を必要とすることなく決済ができ、買い物の時の利便性が大きく向上する点が大きなメリットです。
またネット上での買い物もクレジットカードで決済可能なため、ネットだの買い物からチケットや旅行などの予約といった幅広いサービスの利用に使えます。
今回はそんな便利で欠かせない存在となったクレジットカードの、基本的な仕組みとメリットとデメリットについての紹介です。
今さら聞けないクレジットカードの基礎知識を是非ここで確認としていってください。
クレジットカードとはそもそもなに?
まずは純粋に「クレジットカードとは?」から見ていきます。
クレジットカードとは後払いでの買い物が(決済)が可能なカードのことです。
冒頭の通り実店舗でもネット上でも、さらには公共料金や税金の支払いにも使えます。
手持ちの現金が一時的になくなってしまっても、後払い性のため買い物(決済)が可能です。
また各クレジットカードブランド毎に、ポイント制などの優待プログラムや海外旅行時の保険などが付くこともあります。
幅広い利用が可能なため、日本でも欠かせない存在だととなっているのです。
注意点は誰でも発行できるわけでは無いこととなります。
カード発行には一定の審査が設けられており、利用者は信用審査に通らないと発行がされないのです。
この審査基準はクレジットカードの各ブランドごとに変わります。
クレジットカードのメリットは三者にある?
クレジットカードのメリットについて考えたときに、そのメリットは三者にあると言えます。
三者とは「利用者」「カード会社」「加盟店」です。
それぞれについてどんなメリットがあるのか?
三者を1つずつ分けて見ていきましょう。
利用者
まずは利用者側から見たメリットを見ていきましょう。
利用者にメリットが無いと、そもそもクレジットカードを持って貰えないのでメリットがあって当然ですよね。
利用者にとっての一番のメリットは、上記の通りの利便性となります。
キャッシュレスで幅広く利用可能で、しかも各クレジットカードブランドに優待があるのです。
便利なものを使えば使うほど、優待が受けられるので利用しない手はないと言っても過言ではありませんね。
また利用者に対してカード会社からの一定の審査があるともお伝えしました。
つまりクレジットカードが持てるということは、社会的に一定の信用があるということにもなります。
上位のカード(ゴールド、プラチナ、ブラックなど)の所持ともなれば、それ自体が1つのステータスにもなるのです。
カード会社
続いてはクレジットカードを発行するカード会社側から見たメリットの紹介です。
こちらもメリットがなければ運営が成り立たないので、当然といえば当然ですね。
カード会社はクレジットカードという仕組みを成り立たせるために存在しています。
利用者に利用金額を請求し、加盟店へはその利用分の支払いをするという内容です。
カード会社は、この加盟店から手数料を徴収することで利益を得ています。
つまり利用者が増え、加盟店が増えるほどに手数料というメリットを享受できるのです。
加盟店
最後に加盟店側のメリットを見ていきましょう。
こちらもメリットがあるからこそ、クレジットカード対応に加盟するのです。
加盟店のメリットは、作業の効率化と集客力のアップとなります。
クレジットカード支払いならば、顧客の支払い時間が大幅に短縮されるのです。
回転率の高いお店ならば、これだけでも人件費の削減が可能でしょう。
また現金のやり取りが無いためお金の管理も楽になります。
売上金と実際の手持のお金の誤差も出ることはなくなりますし、金銭搾取などの不正の防止にも繋がるわけです。
このように作業の効率化が大きなメリットとなります。
また利用者側のメリットでもある利便性から、集客力のアップにも繋がるのです。
クレジットカードが使えることで利用者側からは「使いやすいお店」となります。
また現金が一時的に無くても利用者は買い物ができるので、クレジットカードが使えるお店はその分だけチャンスロスも少なくなるでしょう。
この集客力アップも大きなメリットの1つとなります。
クレジットカード利用のデメリット
ここまでクレジットカードについてのメリットを紹介してきました。
この後はデメリットについても見ていきます。
クレジットカードのデメリットは、利用者側の管理力が必要になるという点です。
クレジットカードは後払い決済を可能にするためのカードでしたね。
つまりクレジットカードで決済した金額は、月毎の決まった日に返済しないとなりません。
クレジットカードで後払いに充てることのできる枠をショッピング枠などと呼びます。
例えばショッピング枠が100万円であれば、後払い分として100万円分の買い物ができるのです。
100万円を返すあてがあれば問題ないのですが、返せない場合はカード会社から徴収がある上に個人の信用情報が事故情報として記されます。
事故情報に記されると、その後のカード発行やローンなどに制限がかかるのです。
しっかりと返済できる範囲で利用をしないと、借金を背負うのと同じとなる上に社会的な信用も失うこととなります。
また返済方法は「一括」「ボーナス一括」「分割」「リボ払い」です。
このうち分割、リボ払いでは一括返済できない額を先の月にまたいで返済をする方法となります。
分割であれば単純に元の請求金額を「何回払」と分けて払っていくのです。
リボ払いに関しては特殊で、毎月の請求への支払いを一定金額に抑えて設定することが可能です。
分割やリボ払いは便利ですが、結局は全額返済をいずれしないといけません。
やはり計画的に返済可能な範囲で、クレジットカードを利用することが重要と言えるでしょう。
ちなみにリボ払いに関しては利用者の融通が効いているように見えますが、支払い方法の中で1番利率が高くなっています。
トータルの返済額も1番高くなるという点は覚えておいてください。
以上のようにクレジットカードには利便性という大きなメリットがありました。
その反面、利便性が高い分だけ使い過ぎてしまわない管理力も必要なのです。
「キャッシュレスのため」「あくまで一時的な金欠」などのために利用することが重要と言えるでしょう。